約 2,849,684 件
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/5278.html
CLANNAD 概要 あらすじ キャラクター 主人公とヒロイン サブキャラクター AFTER STORYのみに登場するキャラクター(ネタバレがあります) 評価点 賛否両論点 問題点 総評 移植の変更点 余談 その後の展開 CLANNAD 【くらなど】 ジャンル 恋愛アドベンチャー 対応機種 Windows 95/98/XP/Vista/7プレイステーション2プレイステーション・ポータブルXbox360プレイステーション3プレイステーション・ヴィータプレイステーション4Nintendo Switch 発売・開発元 【Win】Key【PS2】NECインターチャネル【その他】プロトタイプ 発売日(*1) 【Win】2004年4月28日【PS2】2006年2月23日【PSP】2008年5月29日【360】2008年8月28日【PS3】2011年4月21日【PSV】2014年8月14日【PS4】2018年6月14日【Switch】2019年7月4日 定価(税込) 【Win】7,500円【PS2】7,560円【PSP】6,090円【360/PS3】6,720円【PSV】5,184円 レーティング Win ソフ倫 全年齢対象 CS版 CERO C(15才以上対象) 判定 良作 Key作品 概要 ADVのジャンルでは業界大手のメーカーである株式会社ビジュアルアーツのブランド「Key」の第3作となる恋愛アドベンチャーゲーム。 発売延期を繰り返し、最初に発表した予定(2002年)から約2年後に発売された経緯があるものの、大作であり延期をものともせず評価が高い。 PCのADVゲームとしては珍しく、最初から全年齢対応で発売されている。 「家族」がテーマで、ヒロインからおじいちゃん先生までのサブキャラにいたるまで、キャラが多いにもかかわらずそのほとんどにルートがあることが特徴。 悪友の春原 陽平が非常に目立っているのも特徴的で、メインヒロインの古河 渚より台詞量が多いことでも有名。 また、総テキスト量が多い上に共通ルートのフラグが非常に複雑(*2)。 過去作以上に日常シーンに力を入れており、人によっては最初から10回やって10回とも丸々共通ルートを楽しめる様な出来になっている。 本作では「AFTER STORY」と呼ばれる渚EDの後日談があり、その質と量も好評を博している。本作の影響か似たような表現も割と見かけるようになった。 そして、「僕」と「少女」が描かれた「幻想世界」パートが主に学園編で随所に挿入される。 あらすじ 主人公の岡崎 朋也(*3)は父親と2人で暮らしている。 バスケに対して熱意と才能があり、特待生として高校入学が決まっていたが、入学前の父親との喧嘩の怪我が元で選手生命を断たれてしまう。 その後はやりたいことも見つからず、他人行儀になっていく父と距離を置く為に家に居る事も避けつつ、似た境遇の春原 陽平と共に自堕落な学校生活を送っていた。 そして三年生の4月14日、遅刻確定の時間でありながら学園前の坂道で佇んでいた古河 渚と出会ったところから物語が始まる。 キャラクター 主人公とヒロイン + クリックで開閉 岡崎 朋也 本作の主人公。口は悪いが常識人であり、大半がボケ側なので基本的にはツッコミ側。 しかし、遠慮はしない方なので突拍子もないボケやいたずらをすることも多い(*4)。 父親との喧嘩が元で利き手の右腕が肩から上には上がらなくなっている。 進学校にも拘らず遅刻等を繰り返し、授業も聞き流しているので不良扱いされているが、それら以外の問題行動はあまり起こしていない。 ちなみに遅刻が多いのは学校への反抗心などではなく、家に居たくない為に夜遅くまで家以外の場所で過ごし、寝坊しているだけ(やる気がない)である。 授業に関することを除けば真面目な方だが、無気力なので春原のカツアゲを止める真似などはしない(*5)。 友人なら別だが他人の世話は気が向いた時に焼く程度で、積極的にはしない(*6)。 友人は少なく、物語開始時点での友人は春原と杏ぐらいしか居ない。 春原の部屋によく居座っているが一緒に眠るのだけは嫌らしく、滅多に泊まることはない。 古河 渚 学園前の坂道で佇んでいる三年生だが、病気による長期欠席で昨年度は留年している。 そのため、復学時に踏ん切りがつかず学園に入り辛く立ち止まっていたが、朋也に励まされたのをきっかけに学園生活を送る様になる。 真面目で自分に自信がないので気弱な性格をしているが、非常に頑固で一度これと決めたことは曲げない。 天然で色々なことに気付かないこともあるが、決して鈍感では無く、むしろ人に気を使う事が多い。 演劇に興味が有り、廃部になっていた演劇部を立ち上げようとする。しかし演劇を見たことすらないので経験歴は素人以下。 だんご大家族という、昔流行った歌とマスコットがとても好き。 藤林 杏 隣のクラスの委員長をしている三年生で藤林 椋の双子の姉。朋也・春原とは二年の頃のクラスメートで、委員長として世話を焼いていた。 性格は男勝りで、委員長ながらずぼらでよく遅刻しかけてる上に、たまに学園に秘密でバイク通学までしている。 その一方で智代程ではないが運動神経が良く、面倒見も良いので女子からの人気は高い。 辞書などを物凄い勢いで投げることができ、短気(*7)な上に怒らせると怖いので朋也と春原はよくびびっている。 一ノ瀬 ことみ 全国でもトップレベルの秀才の三年生。進学を条件に授業の欠席を黙認(*8)されている。 授業時間中はよく図書室に居るが、人の来る時間になると退室している。 臆病な性格でよく「いじめっ子?」が口癖のようになっている。 作中でお笑いを学んでくるが、笑いのツボがどこかズレており、真顔でシュールなネタを披露する。 頭が良く記憶力も抜群だが、幼少の頃から人と接する機会が少なかった上に不要だとも思っていたため、図書室や本屋の本を無断で切り抜いたりと非常識な面が多い。 非常識だが精神的にはむしろ大人びている方で、子供っぽいというわけではない。 坂上 智代 生徒会長を目指している、この春に転校してきた二年生。 頭も運動神経も性格も良いので周囲から慕われている一方で、融通がきかない(*9)のが玉にきず。 特に運動神経は作中随一であり、人間離れしている。 転校前は非常に荒れていて、喧嘩を繰り返していた上に敵無しだったため、近隣の不良からは恐れられていたりお礼参りされていたりする。 今は女の子らしくしようと努めているので、なるべく喧嘩しない様に努めている。 春原が彼女に蹴られる場面が複数有り、連続蹴りや他人との連携でヒット数が増える演出が有る。物語に影響しないが条件によってヒット数が変わるので繋げる楽しみもある。 伊吹 風子 木工細工によるヒトデを渡している1年生。伊吹 公子の妹。 一見大人しそうに見えるが、名の通り風の子と言った具合でよく動きよく喋り向こう見ず。容姿性格共にかなり子供っぽいが、自身は大人らしいと思っている。 その一方で極度の人見知りで警戒心も強く、恐いと感じたらすぐ逃げたり喋らなかったりする。友人も居ない。 「最悪です」が口癖で毒舌家。しかし、素直でもひねくれものでも皮肉屋でも無く、名状しがたい性格をしている。 性格も手先も不器用でヒトデを作る際によく怪我している。 よく自分の世界に入り込み、その際に物語には影響しないが何度もいたずらするか選択肢が出る。成功し続けると最終的に豪勢な演出と共に風子マスターの称号を得られる。 サブキャラクター + クリックで開閉 宮沢 有紀寧 CG数こそ少ないが通常版のパッケージに描かれていて、テーマ曲も有り、メインヒロインに準ずる扱い。 2年生で休憩時間は使われなくなった資料室に居ることが多い。 優等生そのものだが多数の不良に慕われている。 彼女を慕っている者が学園に入ってくるので、周囲に迷惑をかけない様にするため、資料室でこっそり会っている。 保健の教諭とは話がついているらしく、他校の不良も治療をしてくれる。 彼女の持っているおまじないの本は効果が抜群で、不思議なことが度々起きる。また、物語には関わらないものの、それまでの選択によって関わるキャラが増える。 春原 陽平 Key作品でも屈指のアホな子。前述の通りメインヒロインの渚より台詞数が多く(*10)、ボケの大半を担っている。 朋也の悪友で、普段はアホでバカなボケ役だが、ここぞという場面では決める。様々な面で本作に必要不可欠なキャラ。 余りにやられたりびびる描写が多いので「ひぃっ!」と言うことがかなり多い。 サッカーの特待生として入学したが、1年時に暴力事件を起こしたため退部を余儀なくされる。朋也とはその頃からの付き合いで、今はクラスメートで隣の席。 金髪だが染めているだけなので就活時などには黒髪に戻っている。髪の色をネタにされることもある。 朋也と違ってカツアゲなどもするが、ラグビー部員や喧嘩慣れしてる相手には全く敵わないので、むしろこらしめられている場面の方が多い。 また、良くも悪くも顔は広く、色々な物を借りてきたり噂を知っていたり後輩を連れてきたりと謎の人脈を持っている。 コンシューマー移植等で阪口 大助氏が声を演じているが、やり取りが面白かったために笑いをこらえながら収録している台詞も多い(*11)。それもまた味として概ね好演と評価されている。 古河 秋生 渚の父でパン屋を営んでいる。 口が悪い上に、子供心を忘れないまま大人になったような性格をしている。また、よく店番を抜け出している。 しかし大人らしくも有り、特に近所では頼りにされている。 運動神経抜群な上に柔軟な発想も出来、体を使う遊びなら智代にも負けない。 古河 早苗 渚の母で秋生と一緒にパン屋を営んでいる。また、副業で自宅で塾を開いている。 かなりの天然で秋生と違う方向性で子供っぽいが、人並み外れて寛大で周囲の人から慕われている。 ちなみに容姿が若すぎるため、よく渚の姉と間違われる。 料理は上手だが彼女の作るパンは基本的におかしく(*12)、いつも売れ残っている。 秋生がそのパンをけなしたり遊んだりし、早苗がそれに傷つき泣きながらどこかへ行き、秋生が早苗のパンをくわえて追いかけるというのが日課みたいになっている。 藤林 椋 杏の双子の妹で朋也や春原とはクラスメート。 杏とは反対の性格で気が弱く真面目。料理なども姉とは違い苦手だが、学習能力はある。 趣味は占いだが、トランプで何故か具体性に溢れた結果を出したりする。基本的に必ず外れるが、逆に言えば裏を返すと必ず当たるので周囲からかなり信頼されている。 伊吹 公子 伊吹 風子の姉で芳野 祐介とは婚約者の間柄。 3年前まで美術教師をやっていたので、在校生の中では渚だけが教師と生徒としての繋がりが有り、渚にとっては恩もある。 穏やかで優しい性格で、渚にとっても姉のような存在。 芳野 祐介 伊吹 公子の婚約者。 過去に人気を博したロックミュージシャンだったが、色々あって引退しており、今は電気工をしている。 学園OBでもあり、在校中は問題児だったが、そこで伊吹 公子と知り合い婚約の約束を交わした。 相楽 美佐枝とも学生時代の知り合いだが、お互いに触れられたくないことが有るため、偶然出会っても不穏なやり取りが繰り広げられる。 唐突に詩的な表現をすることが多く、良いことを言っている場合も多いのだが、場の空気を読まないので基本的にはギャグとして扱われている。 朋也とは縁遠い立場だが、個別ルート以外では何かと登場することが多い。 相楽 美佐枝 春原の居る男子寮の寮母。よく訪れている朋也とも顔なじみ。 姉御肌の人物で面倒見も良いため、男女問わず慕われている。 運動神経が良い上に要領も良く、冗談でプロレス技を教えると一発でものにする。 学生の頃は生徒会長をしていて、全生徒一週間無遅刻無欠席を達成した。そのことを智代は尊敬しているが、現在寮母をしていることまでは知らない。 志麻 賀津紀 美佐枝が生徒会長をしていた頃に知り合った少年。 美佐枝に入院していた時に優しくしてもらったお礼として、願いを何でも1つ叶えられると美佐枝に話しかけ続ける。 春原 芽衣 春原 陽平の妹の中学二年生。地元の学校に通っているので普段は会っていない。 兄と違って真面目なしっかり者だがお茶目でもあり、いやみにならない程度に朋也をからかったりもする。 兄のことは呆れながらも慕っており、よく心配している。 芳野の熱烈なファンであり、彼のことが絡むと我を忘れるほど熱中する。 幸村 俊夫 古典の教師かつ生活指導担当で演劇部の顧問もしていた。 老齢からか受け答えが遅い上に、たまにもうろくしてる様な場面もあるものの、良い意味で食えないところがある好々爺。 朋也と春原とも生活指導として関係が有り、公子の恩師でも有る。 若い頃の熱血指導による武勇伝が色々あるらしく、有る場面でその名残りが見れる。 柊 勝平 旅をしている女っぽい青年。 本人は男らしくありたいと思って努力している様だが、成果は上がっていない。 世間知らずな上に自己中心的でもあり、バイトが長続きしない。 基本的に自身以外のルートでは登場しない、影の薄いキャラでもある。ある意味では救いだが(理由は後述)。 岡崎 直幸 朋也の父。 男手一つで朋也を育てているが、生活苦などから酒に溺れている。 現在は朋也の肩を壊したことがきっかけで疎遠みたいな状態になり、「朋也くん」と他人行儀で呼ぶようになっている。 そんな状態でも生活費は工面しているらしい。朋也は基本貧乏ではあるが、バイトをしなくとも飲食や小物(*13)を買うのには不自由していない。 AFTER STORYのみに登場するキャラクター(ネタバレがあります) + クリックで開閉 岡崎 汐 朋也と渚の子供。 母に似て子供ながらに非常に芯が強い。しかしまだ幼く、打たれ強さは年齢相応なのでよく泣きそうになる。 かなり好奇心旺盛で社交的でもある。 幻想世界の少女の正体でもある。 岡崎 史乃 岡崎 直幸の母親。 朋也自身は覚えていないが、朋也が小さい頃に会っている。 朋也の両親についても知っており、彼女と会うことで直幸の心境を推測出来る。 評価点 実に分量が多く且つ密度の濃いシナリオ。 共通ルートは多くの選択肢によって事細かに変化し、打てば響く春原の存在も相まって比類無い程充実している。その変化の多さは、熱烈なファンでも基本的に全部は見れない程。 個別ルートも賛否両論のものや批判の多いものもあるが、概ね好評。特にキャラ数が多いにも拘らず、ほぼ全てのキャラにルートがある(*14)のは特筆物。 AFTER STORYは質と量両方共、評価が非常に高い。それまであまり取り上げられることのなかった、後日談に当たる部分を1作のゲームにしても遜色ないほどに作りこんでいる。 AFTER STORYは渚エンディング時のフラグが保有されており、共通などと同様にそれまでに選んだ選択肢によって一部変化がある。 作中の合間に幻想世界と銘打たれてるシーンが度々挿入される。これは作中の謎に大きく関わっており、抽象的なものになっている。 それまでの選択肢で内容や結果が変わる草野球ルートや、ネタ扱いだが朋也が豹変するルートも有り、遊び心に溢れた作りになっている。 シチュエーションごとにバランス良く用意された音楽。 BGMは、前作の『AIR』や次回作の『智代アフター』程の突き抜けたインパクトは無い(*15)が、その分全体的なクオリティが総じて高く、粒揃いで高い評価を得ている。 使い所と曲のイメージがよく練られており、特に「渚」(曲名)の使い方はよく反則的と評されている。 ギャグのために深刻なイメージのBGMを使うこともよくあり、楽曲の多さ(サントラのCD3枚分)も相まって、『AIR』より全体的に音楽の面でも演出に拘っている。 これまで以上によく凝られた演出。 立ち絵が豊富な訳では無いが、印象的なところでは専用のエフェクトや効果音をよく使っており凝っている。 『Kanon』『AIR』ではあまり立ち絵を動かしたりといったことはしなかったが、本作ではそういった面でもアクションを取り入れられている。 時代を考えれば、システム面で特に落ち度の見られる部分はない。 強いて言うなら、発売時の時点でADVは声付き作品の方が多かったが、本作はコンシューマ版発売までボイス無しだったことがやや残念なところだろうか。 賛否両論点 テキスト量が多いのでクリアまでに平均60~80時間はかかると言われている。要するに一般的なフルプライス作品の2~3倍程度かかる。 ただ、無駄に長いというわけではない(*16)ので、長すぎと批判されることは少ない。 濃厚なテキスト量の多さから、ボイス付きバージョンで全てじっくり聞こうとするとプレイ時間がさらに伸びることになる。 基本的に好意的に受け止められている点ではあるし、嫌なら声をOFFにしたり、さくさく読み進めれば良いだけ…というより他の作品(*17)においてはこんな批判はまず見かけないほどに無理のある批判である。 杏ルートはラブコメじみてどろどろしていてKeyらしくなく、賛否両論。 これは杏シナリオを担当した魁氏が、アンチKey(*18)を標榜していたのもあって意図的ではあるが、感動や爽快感などとは程遠く、高評価とは言い難い。一応話の流れ自体は全くおかしくない。 幻想世界が日が変わる時に唐突に何度も挿入されるので、混乱したという声も聞かれる。 世界観的に狙った演出ではあるが、いささかわかりづらく、重要なのにも拘らず読み飛ばし気味に読破してしまうプレイヤーもいた。 登場人物である「僕」と「少女」の正体や存在している理由や幻想世界の実際のシナリオ上の時間軸がわかるのは相当な終盤にあたるため存在意義が意味不明と感じてしまうことも。 好みの分かれるグラフィック。 この頃になると大分上手くなっているが、原画は樋上いたる氏なのでやはり賛否両論。 都会から外れた町なので風光明媚な背景は少ないが、塗りは『AIR』同様に良い。 Key作品はさまざまな意味で個性的なキャラが多いが、一部キャラは個性が強すぎるのが悪い方向に働いていることも。 がんばろうとするときに好きなパンの名前を挙げる渚(*19)、見ず知らずの人にいきなり木製のヒトデを渡す風子、旧知の仲であり、冗談とはいえ速度を落としたバイクで朋也を轢こうとする杏(*20)など、よくいえば個性的、悪く言えば理解しがたい行動をするキャラ設定は賛否両論である。 + ネタバレ要素。クリックで開閉 ことみルートはライター間の相違があるとは言え、朋也の性格などが矛盾はしていないものの他ルートと違いすぎていて、もはや別人という批判もある。 その他に朋也が家を出る為に過去バイトしていて貯金していた…のくだりは違和感を覚えやすい。矛盾してはいないのだが、したことがないと考える方が自然な描写が多い。 また彼女のルートでは不自然なほど春原をハブにしており、批判されることがある。 その一方で伏線が丁寧で話を上手くまとめており、評価の高い個別ルートでもある。 杏ルートは椋ルートも兼ねているのだが、椋エンドは杏ルートのバッドエンドである(*21)。 杏ルートの性質を考えると自然な流れではあるが、まともに椋を攻略出来るルートはないので、当然この発言はファンからの批判が多い。 さらに彼女は朋也を熱烈に振り向かせようとしていた杏エンドで、勝平らしき人物とすぐに惹かれあっているので、そこでも評判が落ちて(*22)しまっている。 椋が朋也と付き合うENDもあるにはあるが、上記のとおり杏ルートのバッドエンド扱いであり、実質、椋ルートはないに等しい。 後述のように、椋が勝平というキャラと惹かれ合う展開にもなるのだが、「椋は朋也のことが好きなはずなのに、勝平と椋が付き合うことが正史エンドになるなんて納得いかない」「椋ルートがないのはまだしも、なんであんなの(勝平)と付き合う事になるんだ」という声もある(*23)。 アフターストーリーのトゥルーエンドは「ご都合主義」「難解」といわれる批判も見られる。 渚が幼い頃に助かった要因・各エンディング時の光の玉・汐や幻想世界などと繋がっており、過去作ほど唐突な感じはないが、「奇跡」に頼った展開と言うのは否めない。 『Kanon』において登場人物の1人に「起きないから奇跡っていうんですよ」という名台詞があり、困ったら奇跡に頼るのはどうなのか、という批判も少なからずある。 エピローグ後のタイトル画面に出現する幻想世界の少女の意味が難解という意見も多い。 麻枝氏も「汐に同化して現実世界でひとりぼっちでなくなった幻想世界の少女(*24)のつもりだったけどあんまり理解してもらえなかった」と発言された。 ここの難解さが原因で汐との和解等がなかったことにされた等の勘違い発言が比較的多くなってしまった。 ただし、トゥルーはAIRの結末がビターエンドだったために批判が当時は多く、そう言ったファン層のためにも最後にわかりやすいハッピーエンドに帰結したものである。 「Keyはキャラを死なせて奇跡で生き返らせる」という印象をプレイヤーに植え付けたのは『Kanon』より『CLANNAD』によるところが大きい(*25)。 直幸の行動や心情はかなり分かり辛く、理解できないと言う人も多い。 要するに後にAFTER STORYで朋也が味わう心情そのものを、そのまま直幸も味わっているのだが、それを理解出来るのは終盤中の終盤。 主人公が父を拒絶しているためそれまでは考察の余地もゼロではないが薄く、本当にクライマックス近いところで主人公の祖母である史乃に出会い、ようやく彼の気持ちを察することが出来る(*26)。 ちなみに後述のようにこの点は劇場版でよりダイレクトに描かれており、こちらのほうが展開上わかりやすく、人間味があるという評価もある。 問題点 渚ルートは拍子抜けな終わり方をしている上に、AFTER STORYは多くのルートを終えないと出現しないこともあって、バッドエンドかと疑ってしまう人が多い。 AFTER STORYに繋がるストーリーを辿ると特別な演出が入るのだが、それが何なのか初見ではわからないことが多い。 逆に「これはAFTER STORYの開放のために必要なものです」と解説してしまったらせっかくの興が冷めてしまうのもまた事実。とはいえ、説明が薄いのもまた考えものである。 大半のシナリオを攻略することでAFTER STORYが開放されるのだが、渚エンド後の話なのでそれらに繋がるシナリオ展開になっているのは少数。当然AFTER STORYに登場する学園編のキャラクターも少ない。 本作の大テーマと登場キャラクター達の濃さを考えると、後日談にあまり登場しないのは「寂しい」「勿体無い」という声もある。 逆に言えば、他ルートをないがしろにするようなものはないのだが。 個別シナリオが多い弊害か、特定のシナリオになると関わりの薄いキャラが全くと言っていいほど登場しなくなるのは不自然という意見がある。これだけのキャラクターがいるのなら、キャラクターを密接に関わらせるほうが自然なのではないのか、という指摘も。 その分、この記事内でも度々名前がでてくる勝平による被害が、勝平ルートのみになるのは救いでもあるが。 一応補足すると基本的にはヒロインの関係者や春原は登場するので、他作品と比べても特別に違和感を覚えるものではない。 本作は俗に言う主人公補正は少なめでクラスには気弱な椋以外のヒロインは居ないし自宅や近所にヒロインが住んでいる訳ではない。 ヒロインとの遭遇は偶発的なものか主人公の選択によるものが基本でどこかの部に集まるわけでもなければ親しくも無いヒロインが理由もなく会いにくるような展開も無く、さらに描写的に学校のシーンが不要な場合はカットされているだけの話である。 AFTER STORYが物足りないという人は、「春原がもっと出てきてくれたら…」という声を残すこともしばしば。 代わりに朋也・渚・秋生・芳野がコメディ部分を主に担っているが、春原ほどのテンポの良さやキレは流石にない。 卒業後、朋也と連絡をとった様子もほぼなく(*27)、その点は勿体無いといえる。 もっとも、卒業後かつての学友と疎遠になるという展開は妙にリアリティがあるのだが。 + 重度のネタバレなので未プレイの方は見ないことを推奨します。 勝平ルートは基本的に評価が悪い。これは彼自身の自己中かつ我侭で横暴な発言・行動ばかりが目立っているという異色なシナリオで、多くのユーザーに受け入れられていないため。 実際にプレイしてもらうと分かるのだが、呆れ果てたくなること請け合いのテキストが展開されることになる。一言で言うなら「DQN」という単語がしっくりくるタイプのキャラなのだ。 また、このルートでは彼と椋が付き合うことになるので、彼女のまともなシナリオが欲しかった人達からは特に評価が悪い。せめて勝平がもっとまともな人格の持ち主だったら…。 もっとも、彼にもある程度の事情があり、同情的な声もなくはない。とは言え、かなり無責任なことをしており様々な観点から受けが非常に悪く、本作で最も不要なキャラという意見も多数あるほど(*28)。 ちなみにTVアニメ版では4クール分の話数があったにも拘らず存在すら出ていない。大きな批判を喰らったキャラだけにファンからは出なくてよかったという意見も少なくないが、少しあんまりな扱いである。 のちにKey作品のオールスター出演ギャグ作品であるアニメ『かぎなど』において、初めてアニメに出演することとなった。なお、これで彼の存在を知った人も見られている他、アニメに出なかったこともネタにされている。 朋也の行動に対しての批判。 上記のキャラクター説明にもあるが、遅刻したりする理由などから自堕落な人間として批判を浴びることもある。 不幸な境遇であるのはわかるが、それをダシにして自己の正当化をする部分や、人に対する態度から、他人を利用するだけ利用する自己中心的な部分が多く見られる。 渚は朋也と結婚した後、汐を出産するのだがその際に命を落とす。 しかも渚が人並み外れて頑固とは言え、ただでさえ危険なのにもかかわらず自宅出産というかなり無理な形の出産となってしまっている(*29)。 これに関しては結果論に過ぎないが、朋也は無理にでも渚を止めるべきだったのではないかと言われる場合がある(*30)。 朋也と渚の娘・汐は渚と同様町と繋がっており、とうとう命に関わるほど衰弱する展開になるのだが、ここでも娘の意思に押されて無理な行動に出てしまっている。 朋也は汐を雪の中に連れ出し、既に目も見えなくなっているほどに弱っていた汐は遂に命を落とす。 ただし、この行動は朋也自身が参っていたのと、汐にこれまで楽しいことをしてやれなかったことが動機である。また、外に連れ出さなくとも同じ結果になっていた可能性は高い(*31)。 この時に明確に幻想世界と繋がり(*32)、本作の始まりの日へと繋がるので、いたずらに唐突な展開と言う訳では無い。 このルートとは別に、上記の父親である直幸への態度の悪さも批判されることが多い。 劇中で父親のことを度々「アンタは最低だ」と批判しているが、その最低呼ばわりしている父親の金で学校に行ったり(*33)、飲食や遊行費に使っているのは他ならない朋也である。 父親にも息子からそういう態度をとられる原因は十分にあり、後の主人公の就職後も彼の人生を狂わせるなど、言われても仕方ない部分はある。 また、朋也自身も独立を望んでいる節はいくらか見られるが、定期的なアルバイトは一切せず、就職も大雑把に言えば渚と同棲を始めることになってからである。 フォローしておくと、時折呼び方を「親父」から「父さん」に変えたり、「風邪を引かないように」と声を掛ける描写もあり、過去 現在の確執と捨てられない情を見せるなど人間臭さも描かれている。 総評 『ONE』『Kanon』『AIR』から続く、期待の高さを裏切らなかった名作(*34)。 「親子」については既に『MOON.』や『AIR』で描いていたが、本作では「家族」を大きなスケールで描いている。 AFTER STORYは数年間分の「後日談」を描いている。1つの作品でここまで描写しているのは恐らく例が無かった。 春原の存在感は大きく、ここまで突出した個性と出番を持つ男性の悪友キャラというのは稀有。 必ずしも本作に影響されてとは限らないだろうが、本作発売後は他社ADVでも癖が強いだけでなく、出番も多い悪友キャラという立ち位置のキャラが増えた。 内容の多さから気軽に始めてさくっとクリアとはいかないが、お勧めできる作品である。 ただし上記のとおり無視しがたい問題点(*35)もあるため、人によって合う合わないは『Kanon』より分かれるだろう(*36)。 移植の変更点 解像度や音質の変更については記述しない。他、機種に合わせた細かい機能やシステム面の違いもある。 Win版についてはSteamで販売されているものとは別なことに注意。 『CLANNAD 光見守る坂道で』については後述。 プラットフォーム別の相違点(にしなど)も参照。 Win『CLANNAD -クラナド-』 オリジナル版。ボイスがない。 PS2『CLANNAD -クラナド-』 ボイス実装。 Win『CLANNAD FULL VOICE』 PS2版をベースに新規CG1枚追加。 PSP/PSV『CLANNAD -クラナド-』 FULL VOICE版をベースに移植。 360/PS3『CLANNAD -クラナド-』 FULL VOICE版をベースに移植。DLC『光見守る坂道で』購入可能。 Win『CLANNAD メモリアルエディション』 FULL VOICE版をベースに移植。Windows7サポート。 Android『CLANNAD』 FULL VOICE版をベースに移植。買い切りではなく途中途中で課金しながら進む必要がある。 Steam『CLANNAD』 FULL VOICE版をベースに移植。英語のみの対応。 PS4/Switch『CLANNAD -クラナド-』 FULL VOICE版をベースに移植。テキストを英語にすることが可能。 余談 通常版は音声無し解像度640x480にも拘らず、内容の多さからインストールに約2GBもの容量が必要。 バージョンによっていくつか違いがあるが、初回版や通常版は音声が無いので注意。 発売延期を繰り返したこともあって、当時は「いつまで経っても発売されないゲーム」の代名詞的存在だった。 『マブラヴ』や『SNOW』『LOVERS』と一緒に「延期四天王」と称されたほど。 Sekai Projectによる英語化プロジェクトのクラウドファンディングの支援が盛況で、あっという間に目標額に到達。 余りに好評なので3つチャレンジ目標が追加されたが、これらも余裕をもって達成。外国でも注目度の高い作品と言える。 Switch版は元々ダウンロード専売の予定だったが、パッケージ版も発売された。 その後の展開 上記にあるとおりWin版発売以降、数多くのハードへ移植されることになった。 後に智代エンド後の後日談として人生(*37)を描いた「智代アフター ~It s a Wonderful Life~」が発売された。 公式SS集『CLANNAD 光見守る坂道で』が発売され、ドラマCD化やゲーム化(PSP/360/PS3/Steam/Switch(*38))もされている。 劇場アニメ化とTVアニメ(2期の2クールずつで合計4クール程)化がされている。『AIR』同様、劇場版は東映アニメーション、TV版は京都アニメーションが制作している。
https://w.atwiki.jp/cwcwiki/pages/333.html
CLANNAD CLANNAD
https://w.atwiki.jp/mo_mmm/pages/33.html
CLANNAD CLANNADは人生 狼と香辛料は経済 Airは芸術 なのはは燃えアニメ Fateは文学 こじかは葛藤 リトバスは筋肉 極上生徒会はモラトリアム 鳥の詩は国歌 ハルヒは感性 SchoolDaysは神話 ARIAは現実 君が望む永遠は哲学 すももは楽園 攻殻は政治 Myself;Yourselfは月9 うたわれるものは日本史A アイマスはわが娘 ひぐらしは論理学 初音ミクは真実の光 EVAは聖典 00は教科書 神霊狩は音楽 true tearsは真実 Kanonは奇跡 H2Oは格差社会 ゼロの使い魔は国旗 D.C.~ダ・カーポ~は純愛 ムリョウは日常 efは旋律 まなびストレートは青春 みなみけは食事 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないは社会派ミステリ 東方は宗教 電脳コイルはデジタルデバイド 落語天女おゆいは伝統芸能 カブトボーグV×Vはポストモダニズム らき☆すたは社会の縮図 シャニティアは英雄憚 けよりなは八百屋 solaは幻想 きみあるはヒロシ ∀ガンダムは命 グリーングリーンは青春 ニニンがシノブ伝は文化論 キノの旅は絵本 コードギアスは国家論 rewriteは嘘 バンブーブレードは竹刀
https://w.atwiki.jp/gokuen/pages/49.html
CLANNAD 神 CLANNADは人生。 関連する用語 渚 杏
https://w.atwiki.jp/animesaimoe2008/pages/193.html
CLANNAD 本戦出場キャラ一覧(対戦表) キャラ名 担当声優 本戦組 日付 一回戦対戦相手その1 一回戦対戦相手その2 伊吹風子 野中藍 A05組 8月18日 清水雷鳴@隠の王 近衛史菜/ヘカテー@シャナ 藤林椋 神田朱未 B07組 8月24日 宮沢有紀寧@CLANNAD 藤吉晴美@絶望先生 宮沢有紀寧 榎本温子 B07組 8月24日 藤林椋@CLANNAD 藤吉晴美@絶望先生 古河早苗 井上喜久子 C06組 8月28日 園崎詩音@ひぐらし 柊かがみ@らきすた 藤林杏 広橋涼 C08組 8月30日 鷹野三四@ひぐらし 天子@ギアス 一ノ瀬ことみ 能登麻美子 D01組 8月31日 ノーラ・アレント@狼と香辛料 清浦刹那@スクールデイズ 坂上智代 桑島法子 D03組 9月2日 シェリル・ノーム@マクロス 坂井千草@シャナ 古河渚 中原麻衣 F05組 9月9日 紅月カレン@ギアス 泉かなた@らきすた 春原芽衣 田村ゆかり H03組 9月19日 アイ@ARIA 赤夜萌香@ロザパン 本戦出場キャラ一覧(データ) キャラ名 担当声優 一次予選 票数 被得票率 二次予選 票数 被得票率 本戦組 日付 伊吹風子 野中藍 10組2位 741票 46.1% A05組 8月18日 藤林椋 神田朱未 18組4位 564票 34.9% B07組 8月24日 宮沢有紀寧 榎本温子 09組7位 345票 23.0% B07組 8月24日 古河早苗 井上喜久子 05組3位 526票 35.8% C06組 8月28日 藤林杏 広橋涼 15組1位 761票 55.1% C08組 8月30日 一ノ瀬ことみ 能登麻美子 18組2位 652票 40.4% D01組 8月31日 坂上智代 桑島法子 09組1位 669票 44.6% D03組 9月2日 古河渚 中原麻衣 19組1位 697票 47.7% F05組 9月9日 春原芽衣 田村ゆかり 18組3位 631票 39.1% H03組 9月19日
https://w.atwiki.jp/blu-rayanime/pages/228.html
CLANNAD CLANNAD Blu-ray BOX[初回限定生産] 発売日 2010/4/30 価格 ¥62,580 発売元 ポニーキャニオン 構成 5枚 収録内容 24話(576分) 画角 ワイド /16 9/LB 日本語音声 リニアPCM/5.1chサラウンド/DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/リニアPCM/ステレオ/ コメンタリー 過去+新規 他言語音声 なし ソース その他 描き下ろしピクチャーディスク
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/5903.html
登録日:2009/08/22(土) 19 08 27 更新日:2024/04/27 Sat 22 47 20NEW! 所要時間:約 20 分で読めます ▽タグ一覧 07年秋アニメ 08年秋アニメ CLANNAD Nintendo Switch PC PS2 PS3 PS4 PSP PSVita TBS TBSの本気 Xbox360 eufonius key お前にレインボー アニメ インターチャネル ギャルゲー クラナド ゲーム プロトタイプ 京都アニメーション 人生 俺達の人生 光の玉 出崎統 名作 家族の絆 映画 東映アニメーション 泣きゲー 涙腺崩壊 涙腺崩壊兵器 神ゲー 草野球 落合博満監督公認 運動部に恨み有り この学校は、好きですか―――。 ゲームブランドKeyの第3作目にあたる作品。 2004年4月28に発売。 『Kanon』『AIR』とは異なりPC版は全年齢対象で発売された。 【 概要 】 Keyは当初「2002年発売予定」としていたが、延期を繰り返した結果、発売は2004年と、2年遅れての発売となった。 本作発売後1年半を経た2005年11月25日には、ヒロインのひとりでもある坂上智代との後日談を描いたスピンオフ作品『智代アフター ~It s a wonderful life~』が発売された。こちらの初回版と最新版は18禁作品なので、未成年の方は要注意。 質の高いギャグパートと涙腺を完全に破壊するストーリーから総じて評価の非常に高い良作。 PCの初回版と通常版はボイスなし作品だったが、2006年2月23日に発売されたPS2版以降は、主人公を除きフルボイスとなり、 当時の人気声優から実力派の大ベテランまでが揃う豪華な声優陣が作品に彩りを与えるようになった。 田村ゆかりや緑川光など、Keyの過去作品のコンシューマ版で主要キャラを演じた役者もおり、ニヤリとしたプレイヤーも多いだろう。 なお、坂上智代のボイスは先述の『智代アフター』とは異なる声優が充てられている(生き別れの姉妹云々ではなく、完全な別人)。 コンシューマ機からはその後、PSP版、Xbox360版、PS3版・PSVita版の順に発売された。 メーカーはPS2版のみインターチャネル、それ以外はプロトタイプ。 レーティングはCERO C(15歳以上対象)。 PSP版は後述するようなボリュームの膨大さから、UMDディスク2枚組となり、 携帯機であるにもかかわらずディスク交換の手間が生じるようになってしまった。 いちおう、データインストール機能は用意されているのだが…… Xbox360版とPS3版はドルビーデジタル5.1chに対応しており、臨場感が上がっている。 PC版も、2008年2月29日にフルボイス版が発売された。CVはコンシューマ版と同じ。 10年にわたって最新ハードに移植され続けていることや、 ドラマCD『光見守る坂道で』や、劇場版アニメ化、漫画化、テレビアニメ化など様々なメディアミックスが進んだ息の長い人気作。 【 ストーリー 】 この町は嫌いだ。 忘れたい思い出が染みついた場所だから―――。 主人公岡崎朋也は学校でも有名な不良少年だった。 いつものように遅刻して学校に向かうと、校門前の坂道の下で立ち尽くす女子生徒の姿があった。 「この学校は、好きですか。」 この少女との出逢いをきっかけに、本作は人と人との『絆』をテーマに、学園編、AfterStory、幻想世界の3つのパートに分かれて物語が進み、 主人公の成長を描いてゆく物語である。 俺たちは上り始める。 長い、長い坂道を―――。 【 登場人物 】 無印版は声なし。CVは特記ない限り、PS2版以降のゲーム版・アニメ版ともに同じ。 詳細は個別記事参照。 主人公 岡崎朋也 CV:なし/伊藤健太郎(PS2版特典DVD)/遠近孝一(ラジオCM)/野島健児(CDドラマ・劇場版)/中村悠一(テレビアニメ版) 少年時代のCV:水沢史絵(ドラマCD)/大浦冬華(テレビアニメ版) ヒロイン 古河渚 CV:中原麻衣 藤林杏 CV:広橋涼 一ノ瀬ことみ CV:能登麻美子 坂上智代 CV:桑島法子 伊吹風子 CV:野中藍 宮沢有紀寧 CV:榎本温子 藤林椋 CV:神田朱未 その他、個別シナリオのあるキャラクター 春原陽平 CV:阪口大助 春原芽衣 CV:田村ゆかり 古河秋生 CV:置鮎龍太郎 古河早苗 CV:井上喜久子 相楽美佐枝 CV:雪野五月 伊吹公子 CV:皆口裕子 芳野祐介 CV:緑川光 柊勝平 CV:白石涼子 岡崎直幸 CV:中博史 幸村俊夫 CV:青野武 志麻賀津紀 CV:朴璐美 岡崎汐 CV:こおろぎさとみ サブキャラクター 仁科りえ CV:相沢舞 ほか多数。 【 ゲームシステム 】 基本的には、選択肢の選び方によってその後の展開が変わるオーソドックスなADVである。 しかし、本作の選択肢のフラグは極めて複雑で、普通にルートを決定するものもあれば、その後の会話内容が大幅に変化するものなどもあり、 よほどディープにプレイした人でなければその全貌は把握していないものと思われる。 男性キャラクターも含め、キャラクターのほとんどにエンディングや専用シナリオが用意されているのも本作の特徴である。 しかも、それらのシナリオを見る(主人公が体験する)という行為自体が根幹のシナリオと密接にかかわっており、 最終的なEDを見るためにはそれらのルートをほぼすべて見なければならない。 ほとんどのシナリオではEDを迎えると光の演出が見られる(「光の玉」と呼ばれることが多い)。 この演出を見られるシナリオを一定数クリアすると、タイトル画面に「AFTER STORY」という項目が追加され、新たな物語へと進める。 (AFTER STORYに対して、それまでのシナリオは「学園編」と呼ばれることが多い。また、独立して「幻想世界編」が散在している) AFTER STORYでもいくつかの選択肢があり、ルートの分岐や、光の演出を見られるキャラクターが存在する。 光の演出のあるすべてのキャラクターを攻略すると、AFTER STORYの特定の場面から選択肢なく自動で最終EDに分岐する。 (一度最終EDを見た後はこの場面で選択肢が登場し、任意のルートへと分岐することができるようになる) それゆえ、ゲームのボリュームは歴代のKey作品のなかでも例を見ないほど膨大になり、 ボイスなしのPC版の時点で、最終EDにたどり着くだけでも数十時間はかかると言われている。 (いうまでもなく、PS2版以降のフルボイス媒体で声をほとんど飛ばさずにプレイすればもっとかかる。200時間以上かかるという声も) 各ヒロインのルートのほかにも、草野球、ジェット斉藤イベントなど、幅広いイベントが用意されている。 また、『リトルバスターズ!』『Rewrite』にも受け継がれるおバカなルートも本作が起点。 とにかくさまざまな選択肢がフラグとなっており、 学園編での選択肢の結果がAFTER STORYや幻想世界編にまで影響するものも多い。 また、意識してやらなければ絶対に起こらないだろうが、汐シナリオのある場面での風子の「もう、汐ちゃんの匂いまで記憶したので、近くにいたらわかります」の件を見ずに最終EDを見ると、 ED後のエピローグが見られないという、一見バグにも見える仕様がある。 (詳細は「CLANNAD エピローグ未発生バグ」で各自検索のこと) しかし、ストーリー的には筋が通っており、こんな細かいところのフラグ管理まで徹底していたのかと、 この仕様の発見者はKeyの作り込みに感心したという。 お目当てのヒロイン一直線にプレイするのもいいが、色々と寄り道してみるのもこのゲームの一つの楽しみ方である。 【 音楽 】 本作では折戸伸治・戸越まごめ・麻枝准という、おなじみの3氏が楽曲を担当した。 BGM鑑賞で聴ける楽曲だけでも40曲以上におよび、この時代のゲームとしてはかなり多い方である。 本項目ではボーカル曲のみ取り上げるが、BGMでも『汐』『渚』『TOE』『願いが叶う場所Ⅱ』など、名曲が多い。 また、各種アニメ版でも原作の楽曲が使用されている。 OPテーマ メグメル 作詞・歌:riya 作曲:eufonius 編曲:kiku Mix:大久保将 渚ルートの特定のシーンでしか流れないという、特殊な楽曲。 ゲームの進め方によっては散々挿入歌やED曲を聴いた後で初めてOP曲を聴くことになる。 疾走感のある楽曲で評価が高く、後にいくつものリミックスが生まれた。 挿入歌 Ana 作詞:萩原ゆう 作曲:traditional 編曲:戸越まごめ 歌:Lia 全英詩の穏やかな楽曲で、涙腺破壊兵器でもある。 Lia氏の透明感のある歌声も相まって、気がつけば涙腺が緩んでいることだろう。 EDテーマ -影二つ- 作詞:魁 作曲・編曲:戸越まごめ 歌:riya 「もう一人じゃない 影二つ 高く遠く響く調べ 大事に抱いて」 小さなてのひら 作詞・作曲:麻枝准 編曲:戸越まごめ 歌:riya 小さな手にもいつからか僕ら追い越してく強さ 熟れた葡萄の下泣いてた日から歩いた 小さな手でも離れても僕らはこの道ゆくんだ いつかくる日は 一番の思い出を仕舞って オーラスED曲にして、本作の対人類用最終涙腺破壊兵器。 表示されるCGとともに、幸せの涙とは何たるかを身をもって味わえる。 【 スタッフ 】 企画:麻枝准 シナリオ:麻枝准(渚・風子・智代・After Story)・涼元悠一(ことみ)・魁(杏・椋)・丘野塔也(春原兄妹) 原画:樋上いたる 音楽:折戸伸治・戸越まごめ・麻枝准 【 劇場版アニメ 】 2006年4月1日にKeyの公式サイトにて制作発表がなされ、制作は東映アニメーションが行なうとされた。 話題性こそ高かったものの、前作の劇場版『AIR』が原作ファンの期待に反する出来として悪評が広められていたこともあり、上映開始前から「またやるのか」と訝しげな目で見られた。 また、劇場版の公式サイト立ち上げが2007年3月とかなり遅れたため、一時は「企画がポシャったのではないか」と、揶揄混じりの噂が流れた。 2007年9月15日、劇場版の上映が開始。 劇場版『AIR』に引き続き、出崎統氏が監督を、中村誠氏が脚本を務める(中村氏は東映Key三部作皆勤)。 朋也役を担当した野島健児氏はドラマCDからの続投で、これが劇場版アニメ作品の初主演作となった。 「もうひとつの『CLANNAD』」がコンセプトとなっており、オリジナル路線は前作からそのまま。 前作と違い原作再現は減ったが、テーマを原作同様の家族愛に絞ってシンプルに表現され、とっつきやすい作風にはなった。 意識したと言っても台詞回しなどの古臭さや、妙に甘ったるい展開、変な作画などもあるため、原作ファンからの評価は前作よりマシ程度である。 ただ上映数から見た動員数は多かったようで、話題性も相まってロングラン上映、公開拡大などが行なわれていた。 ストーリーは原作で言うAFTER STORYの中盤地点を基礎に、そこから朋也が高校時代を回想するという体裁がとられている。 ただ90分という短い枠の中で学園編とAfter Storyをまとめようとしたため、ダイジェスト感が拭えないという感想が多い。 原作とはまるで異なる内容で、一応原作におけるストーリーは拾っているものの、中身は完全に別物。 さらに渚が朋也を「朋也さん」とやけに馴れ馴れしく呼ぶ性格に、智代の口調が女性らしく、杏が春原を気遣うなど別キャラへ改変された。 最たる例は公子先生で、原作と違い現役で教師をやっているうえ、春原を投げ飛ばす武闘派キャラへとシュールな改悪がなされている。 一方、原作では表面的に弱弱しい印象が強かった直幸が感情移入しやすいキャラになったり、朋也のために涙する春原などプラス補正を受けたキャラもいる。 前作程の詐欺PVはなかったが、渚、杏、智代以外のヒロインは、ことみを除いてカメオ出演すらしない。まあ無駄に改変されるくらいならマシだろうが。 また、途中に挟まれる漫才のネタが親父ギャグ並の寒さだったり、演出やノリの薄気味悪さは否めない。 実制作時間に余裕がなかったこと、前作以上に予算を削られたことから、作画のクオリティは前作にも増して映画としては微妙。 東映も大成功はしないだろうとケチったのだろうが、それ自体は正しい見立てだったと言える。 演出的には凝った部分も(*1)あり、こういった回想ならではの要素を見つけるのは面白いかもしれない。 2011年に亡くなった出崎氏にとっては、劇場版アニメ作品の遺作となった。 生前の出崎氏は、本作でどうしてヒロインが死なないといけないのかと問いかけると"ゲーム上死なないと泣けない"と聞かされたという。 答えたのが誰かは不明だが、出崎はこの返答に憤り、別の場面でも汐がゲーム上死んでしまうことを聞き、大層怒ったそうである。 このため、後にインタビューで「とりあえず殺せば泣くんだよねというのは、人間を甘く見ている」と、原作に対して痛烈な批判を寄せている。 本作ではゲームのプレイ映像を見たという出崎氏だが、あまり原作の考察までに意識は及ばなかったようである。 実際、舞台挨拶でも「誰にでも大切な人がいるというテーマで作った」と語っており、そもそも原作を理解していなかったことがうかがえる。 興行的に成果は出したが、手元に残したいと思える出来とは言い難く、実際、円盤のセールスは程々である。これもあってか東映アニメは本作でようやくKeyから手を引いた。 なおBlu-rayは出す出すと言っておきながら国内では一向に発売されていないが、なぜか出崎没後の2020年にドイツで吹替版(*2)Blu-rayが発売された。 ネットフリックスではDVDに比べ画質が向上(恐らく上記のBlu-rayと同一)したHDリマスター版で見ることが可能。 主題歌 楽曲は原作のものを用いつつ、ボーカル曲にはeufoniusが大きくかかわっている。 BGMは猪股義周氏が起用された。 『だんご だんご だんご』をアレンジした楽曲が多く使用され、 シリアスなシーンでは『マルメロ 〜fildychrom〜』の歌詞なしバージョンが多用されている。 また、原作の「だんご大家族」にあたる挿入歌『だんご だんご だんご』は本当にNHKの「みんなのうた」で流れていそうな歌だが、 これはこれで『昔流行った、今ではダサい子供の歌』としては成立していると言える。 ED曲はメドレー形式で、『小さなてのひら ~eufonius Ver.~』→『マルメロ 〜fildychrom〜』→『だんご だんご だんご』の順に流れる。 メグメル(OP) 作詞・歌:riya/作曲:eufonius/編曲:kiku/Mix:大久保将 小さなてのひら 〜eufonius Ver.〜(ED1) 作詞・作曲:麻枝准/編曲:菊地創/歌:eufonius 劇場版専用のeufoniusアレンジの『小さなてのひら』。 原曲との違いは少ないが、よく聴くと微妙に変化が付けられている。 マルメロ 〜fildychrom〜(ED2) 作詞:riya/作曲・編曲:菊地創/歌:eufonius マイナーコードや転調が多めの、暗くも不思議な感覚に陥る楽曲。シンプルにいえばeufoniusらしさ全開の曲。 riya氏が「ラララ」で歌うバージョンがBGMでかなり多用されていることもあり、印象に残りやすく、劇場版を代表する楽曲の1曲である。 実は2003年にeufoniusとして最初につくられた楽曲『マルメロ』のリメイク曲で、劇場版のイメージソングとなっている。 だんご だんご だんご(挿入歌・ED3) 作詞:出崎統/作曲・編曲:猪股義周/歌:付属光坂高等学校在校生 調こそ『渚』と同じだが、それ以外は完全オリジナルの楽曲。 原作の設定どおりに「ダサい」楽曲。これがEDの最後に流れるため、劇場では視聴者が総ずっこけした。 【 テレビアニメ版 】 2007年3月16日深夜、京アニ版『Kanon』の最終回直後、特報CMで本作制作の発表がなされた。 テレビアニメ版『AIR』の実績もあり、放送前から高い期待が寄せられた。 当初は『Kanon』と同じくBS-i(現BS-TBS)のみで放送される予定だったが、放送開始直前に急遽放送局を増やされた程だった。 また、京アニ版『Kanon』のDVD全巻購入特典として、本作の映像とOP・EDが収録されたDVDが応募者全員に配布されていたため、 放送開始前からファンの熱気も最高潮に達していた。 テレビアニメ版は京都アニメーションの制作で第1期、After Storyと、分割して放送された。 総じてほぼ4クールと、現時点ではKeyアニメ最長作品となっている。 第1期は2007年秋クールから放送された。2クール全23話(本編22話、番外編1話)。 渚√を主軸に、風子√・ことみ√を経て、演劇の本番までが描かれた。 基本的に朋也は渚一筋で展開が進むため、智代√・杏√・椋√は大幅に簡略化されている。 原画や彩色などの作画関連に関しては、相変わらず好評である。 ただし、膨大な学園編を2クールで描こうとしたためか、脚本的にはアンバランスな面も見られる。 元々まとめるのが大変なレベルで登場人物が多いことから、シリーズ構成には苦労したようで、 当時の原作ファンからはこれまでのKey原作作品と比べて、手厳しいツッコミが寄せられていたこともある。 また、勝平は元々の評判の悪さやルートの統合が難しかったからか、存在自体をリストラされた。それ以外もカット要素は存在する。 なお当時の京アニとしては珍しくオリジナル展開も多いのが特徴で、ここは東映版のトラウマもあってか厳しい目が向けられた。 展開上の都合のためか、朋也と渚の恋の結末はラストシーンまで持ち越しとなった(途中からは付き合っているようにしか見えないが)。 OPに汐が堂々と描かれているのにAfterStoryにはかすりもしなかったOP詐欺についてはよくネタにされていた。 なお、OPに汐が出ているのは、「もし一期のセールスが悪く二期が制作できなかった場合の予防策」とのこと。 これは京アニの謙虚な姿勢と言えるだろう。それと同時にアニメ制作現場の世知辛さが分かる一件とも言える。 DVDは全8巻で、第8巻には原作準拠の智代√「もうひとつの世界 智代編」が収録されている。 渚と出会わず、「高みにいない」朋也が、「高みに上っていく人間」である智代と付き合うことで切なくヘタレる描写は胸を打つ。 「After Story」は1期最終話にあたる番外編放送後の特報CMで制作発表がなされ、2008年秋クールから放送された(放送局はさらに増えた)。 2クール全24話(本編22話、番外編1話、総集編1話)。 草野球・春原兄妹√・美佐枝√・有紀寧√を経て、渚√・After Storyが描かれた。 特に原作では短かった有紀寧√は『光見守る坂道で』などからも設定を拾って大幅に描写を追加されたオリジナル展開で、評価が良い。 一方で幸村先生はほかのルートに包摂される形で、ルートが大幅カットされた。 渚√やAfter Storyは細やかなアレンジ箇所こそ多いものの、おおむね原作通りに進行するため無難に良い出来である。 最後の展開だけはアニメの流れ上、やや強引な進行となった。ここらはゲーム的な表現が困難なため、仕方ないところである。 また、総集編のなかではあるが、幻想世界や朋也の持っている記憶について、アニメ版なりの回答も描いている。 ただし、総集編はDVDに収録されておらず、ネットでの有料配信を見るしかない。 DVDは全8巻で、第8巻には原作準拠の杏√「もうひとつの世界 杏編」が収録されている。 第1期18話で枕を濡らした杏ファン必見の作品である。春原のかっこよさも健在。 今作を最後に京都アニメーションはKey原作作品を手掛けなくなり、惜しまれることとなった。 後の『Angel Beats!』や『リトルバスターズ!』、『Charlotte』はそれぞれ別の制作会社が担当している。 (『Angel Beats!』『Charlotte』はP.A.WORKS、『リトルバスターズ!』はJ.C.STAFFが制作した) 主題歌 劇場版同様、楽曲は原作のものが用いられている。 そのほか、原作初回限定のアルバムなどから幅広い曲が使用され、その使い方に対する評価も高い。 また、Keyスタッフによって新規につくられた曲などもあり、原作ファンを大いに沸かせた。 新規曲である『だんご大家族』『時を刻む唄』はそれぞれ、原作BGM『渚』『同じ高みへ』のボーカルアレンジ版である。 第1期 メグメル 〜cuckool mix 2007〜(OP) 作詞:riya/作曲・歌:eufonius/編曲:菊地創 アニメに合わせて、新たなリミックスがなされた『メグメル』。 原曲・サウンドトラック収録の「cuckool mix」と聴き比べてもおもしろい。 だんご大家族(智代編以外のED) 作詞・作曲:麻枝准/編曲:たくまる/歌:茶太 コーラス:真理絵・くない瓜・Rio・Morrigan・藤枝あかね・茶太・たくまる 「赤ちゃんだんごはいつも幸せの中で 年寄りだんごは目を細めてる」 『渚』が原曲の童謡風の楽曲であり、ディープな原作ファンにとっての涙腺破壊兵器。 原作組でなくとも、「After Story」まで視聴した後にもう一度聴くと、そのネタバレ具合に驚くこと必至。 風の少女(挿入歌) 作詞:Key(麻枝准の別名義)/作曲:戸越まごめ/編曲:MANYO/歌:riya Ana(挿入歌・智代編ED) 作詞:萩原ゆう/作曲:traditional/編曲:戸越まごめ/歌:Lia オーバー(挿入歌) 作詞:Key/作曲:折戸伸治/編曲:MANYO/歌:riya -影二つ-(挿入歌) 作詞:魁/作曲・編曲:戸越まごめ/歌:riya After Story 時を刻む唄(OP) 作詞・作曲:麻枝准/編曲:ANANT-GARDE EYES/歌:Lia 「きみだけをきみだけを 好きでいたよ」 原作ファンにとってはOPから涙腺を緩くさせられる名曲。 また、ネタバレどころではない、作品のテーマそのものを表した歌詞も必見。 TOACH(杏編以外のED) 作詞:魁/作曲:折戸伸治/編曲:福士健太郎/歌:Lia 「かざす手に灯火を 明日へと続く小さな標」 世界の移り行きをさわやかに歌い上げる一曲。 サビのメロディは原作BGM『町、時の流れ、人』に近い曲調。 Ana(Full Ver.)(挿入歌・杏編ED) 作詞:萩原ゆう/作曲:traditional/編曲:戸越まごめ/歌:Lia 木漏れ日(挿入歌) 作詞:Key/作曲:戸越まごめ/編曲:たくまる/歌:riya だんご大家族(挿入歌) 作詞・作曲:麻枝准/編曲:たくまる/歌:茶太 コーラス:真理絵・くない瓜・Rio・Morrigan・藤枝あかね・茶太・たくまる 少女の幻想(挿入歌) 作詞:Key/作曲:戸越まごめ/編曲:たくまる/歌:riya 小さなてのひら(挿入歌) 作詞・作曲:麻枝准/編曲:戸越まごめ/歌:riya 【 コミカライズ 】 アンソロジーコミックを中心に、数多くの漫画作品がある。 特に重要な作品として、みさき樹里氏によって描かれた『CLANNAD -クラナド- オフィシャルコミック』がある。 『月刊コミックラッシュ』にて、2005年3月号から2009年4月号まで連載された。コミックスは全8巻。 みさき氏は連載前からKey作品のアンソロジーを数多く書いてきた大の鍵っ子であり、 これらの作品にも目を通した麻枝准氏から指名されて連載が開始されたというエピソードがある。 彼女はこの作品以前は短編しか書いていなかったため、麻枝氏から直々に贈られてきたメールにかなり驚いたらしい。 なお、麻枝氏が彼女を指名した理由は「春原を魅力的に書いてくれる」からだそうだ。 「オフィシャルコミック」を銘打つだけあり、内容はとことん原作に忠実且つ丁寧で、 メディアミックスの中で最高の出来と称する声も多い。 (その忠実さは、漫画読者がテレビアニメ版に対して「原作に忠実でない」という不満を抱くほどのものだった) 渚√が描かれ、ほかのヒロインの√については、別途短編として執筆された。 また、原作ではほのめかされる程度だった「渚が朋也に抱かれる描写」は、レーティングの縛りを受けないことを活かして、 より直接的に、シーン自体が描かれているなど、原作で描き切れなかった要素を補足している側面もある。 一方で、AFTER STORYを充実させるためか、学園編は3巻までなので、人によっては駆け足に感じられるかもしれない。 そのほか、この作品は人気モブキャラである仁科りえやその友人の杉坂に、初めて公式のイラストが描かれた作品でもある。 (後のテレビアニメ版では若干異なるデザインとなった) また、ほとんど覚えている人はいないと思われるモブキャラ「合唱部員3」(仁科の友人)に「原田」という名がついた最初の作品でもある。 この設定はテレビアニメ版にも受け継がれた。 本作以降、みさき氏はKeyの商業漫画や同人作品などをますます精力的に執筆するようになり、 『リトルバスターズ! エクスタシー』でも商業誌でスピンオフ作品を連載している。 その他、しゃあ氏による電撃コミックス版も連載された。全5巻。 (情報が不足しているので追記求む) 【 余談 】 key作品にエロゲが多いためか、本作もエロゲだと勘違いされる事が多い。 それが発端となりコピペにまでなったのが「CLANNADは人生」。 当然ながら、18禁のシーンは存在しない(智代アフターにはあるが)が、本当に全年齢でいいのかという描写はある。 また、発売日が二年以上も延期した三大延期作なのに、それを知っている人が少ない。 売り上げは10万本を超える大ヒット作となったが、鍵の宿命か二次創作すらまともにされなかった。 ※アニメ放送後は活発に行われた。 ギャル(エロ)ゲセールランキングでは二位だったが、それでも三位との差は倍以上。 その蔵の遥か上を行くぶっちぎりの一位がFate。 そして先日行われた「後世に残したい永遠の名作ゲームランキング」で、マリオや大神といった強者が集う中で10位にランクイン。 このサイトと、住人に、幸あれ。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] この作品に出会えたというだけで、これからを頑張って生きていこうと思えるよ -- 椎名ダイゴ (2013-09-01 20 41 04) 俺はこのゲームでギャルゲーやエロゲーへの偏見を無くすことが出来た……智代アフターのEDは認めておらぬ!! -- ジョニィ (2013-09-01 20 44 52) 父子家庭エンドがなくてモヤモヤしたので、劇場版は好きだったりする。 -- 名無しさん (2013-09-20 13 22 13) 父性愛がきっちりと描写されたり、親友ポジの春原のキャラが凄く濃かったりと、他のギャルゲー・エロゲーとは一線を画した名作。ヒロインの妊娠・出産がストーリーに大きな影響を与えるというのも含め、「CLANNADは人生」というのはネタではなくガチだと感じた。 -- 名無しさん (2013-09-23 09 41 39) ED後のタイトル画面の少女の姿を見てると(正体的に考えて)汐シナリオのエピローグだねってかなり感動した。 -- 名無しさん (2013-09-25 19 01 58) 小さな手のひら聴くまでに、二週間かかった。 -- 名無しさん (2014-05-22 13 42 58) 最初智代ルートやった時に感情移入し過ぎてなんにも手が付かなくなった -- 名無しさん (2014-07-02 11 06 41) コミック(CR版)が一番面白いと思っている俺は異端 -- 名無しさん (2014-11-18 08 22 21) 幻想世界編が汐編の後の話だったのが印象に残った。 -- 名無しさん (2015-07-01 18 31 32) 携帯電話の予測変換で出たのに驚き。 -- 名無しさん (2015-09-05 11 21 28) Kanon、Air程にファンタジー要素が少ないのも特徴。幻想世界や光の玉という主要人物と殆ど絡まないから、主要人物にとっては非常に現実的なストーリーになる。涙腺緩ましてくれるのは、他の二作品より、よりプレイヤーに近いっていうのも理由かも知れない。 -- 名無しさん (2016-12-16 17 33 45) まさかニンテンドースイッチ版発売決定 -- 名無しさん (2019-03-19 17 00 55) 実はこういうゲームとしての難易度が高いことはあまり語られない。というかここにも書かれてるけど分岐がものすごく多いから当然でもあるんだけどだいぶ前に選択したのがかなり後のバッドエンドフラグになったりするからなあ… -- 名無しさん (2020-05-23 12 25 09) アニメに対する主観、流石に酷くない?普通 -- 名無しさん (2020-06-11 22 09 44) 途中でした。今更ながら観たし原作もやったけどアニメよくできてたと思うのよ!当日の鍵板はそういう感じだったってこと? -- 名無しさん (2020-06-11 22 11 20) これが後のエンドレスエイト事件に繋がる前兆だった、と言われることもあったな。ゲームカタログでも結構突っ込まれてるね。かといってアニメ版がこれなら劇場版なんてもっと褒める所ねぇだろとは思うが。 -- 名無しさん (2020-06-12 04 37 01) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/9review/pages/10.html
CLANNAD一覧
https://w.atwiki.jp/pawapuro12/pages/1237.html
CLANNAD だんごだんごだんご だんご大家族
https://w.atwiki.jp/goronka/pages/530.html
【作品名】CLANNAD 【ジャンル】ギャルゲ 【先鋒】春原陽平 【次鋒】岡崎朋也 【中堅】少女 【副将】坂上智代 【大将】古河秋生withバス 【名前】春原陽平 【属性】不良もどき 【大きさ】高校生 【攻撃力】バット持った鍛えた高校生並 【防御力】数十人のサッカー部員のリンチを耐える 朋也、智代、秋夫、有紀寧の護衛のチンピラ(成人男性並)、木のヒトデ彫刻持った風子(女子高生並)、 老教師(若い頃は不良高校生と戦った)などの合計64回の攻撃に耐えて生存可能 智代と朋也の攻撃だけでは大したダメージを受けない 【素早さ】鍛えた高校生並 【特殊能力】無し 【長所】良い奴 【短所】ヘタレ 【戦法】殴る 【名前】岡崎朋也 【属性】無気力遅刻魔 【大きさ】高校生並 【攻撃力】バット持った鍛えた高校生並。春原よりは上か 【防御力】数十人のサッカー部員のリンチに耐えられる位鍛えた高校生並 【素早さ】鍛えた高校生並(元バスケ部員) 【特殊能力】幻想世界のガラクタを経由して高校三年生へ戻ることが可能(記憶なし) 各ルートおきに起るので多分本人の意思は反映されない 【長所】CLANNADは人生 【短所】無気力ダメ人間 【戦法】殴る 【名前】少女 【属性】剣士 【大きさ】少女並 【攻撃力】剣装備した鍛えた少女並 【防御力】食らって無いから判らないが多分鍛えた少女並 投げられた鉄パイプが当たって気絶するが復活 【素早さ】正面から走って智代の腕を切れる。鍛えた少女並 【特殊能力】なし 【備考】「クラナドオフィシャルアナザーストーリー 光見守る坂道で」で登場した 中学時代の智代と戦闘した人物 【長所】智代と互角の戦闘能力 【短所】名無し 【戦法】智代と同様に斬る 【名前】坂上智代 【属性】生徒会長 【大きさ】女子高生並み 【攻撃力】男子高校生を蹴り上げる、木の幹に刺さった剣を、肘と膝で挟む様にして折る (光見守る坂道でのメディアワークスの冊子の奴の26ページ挿絵から推測) 【防御力】剣で片腕を切られても戦闘可。他は鍛えた高校生並 【素早さ】中堅の動きに合わせて空中で体勢を変える、結構スポーツ得意 複数の運動部でレギュラーを圧倒したり、数十人の高校生を相手に圧倒 【特殊能力】智代アフターという別ゲーがありますw 【長所】かわいくて空気読む 【短所】アニメの出番少ない 【戦法】アニメみたいに蹴りまくる 【名前】古河秋生withバス 【属性】【大きさ】【攻撃力】バス乗った鍛えた成人男性並 【防御力】バス乗った鍛えた成人男性並、腹をナイフで刺されても運転可能 【素早さ】バス乗った鍛えた成人男性並 【特殊能力】渚が… 【長所】良い奴 【短所】お馬鹿 【戦法】轢く 修正 vol.53 171-172 vol.55 821 old 【ジャンル】ギャルゲ、ドラマCD 【先鋒】春原陽平 【次鋒】藤林杏withスクーター 【中堅】古河秋生(鉄バット装備) 【副将】少女 【大将】坂上智代 【先鋒】 【名前】 春原陽平 【属性】 ヘタレ 【大きさ】 高校生男子並 【攻撃力】 高校生男子並 【防御力】 高校生男子並だが、ラグビー部員や智代のコンボに耐えられるくらい 【素早さ】 高校生男子並 【特殊能力】 ねえよww 【長所】 良い奴 【短所】 そんだけ 【名前】古河秋生 【属性】おっさん 【大きさ】成人並み 【攻撃力】バット持った成人並み 【防御力】成人並み 【素早さ】成人並み 【戦法】殴る vol.50 355 格無しさん sage 2007/12/14(金) 19 43 28 CLANNAD考察 それぞれ成人男性よりほんのちょっとずつぐらい強いぐらいなのでその上から vs 子供たちが屠殺ごっこをした話 3勝2敗 【先鋒】【次鋒】まあ勝ち 【中堅】何度もやり直せば一回ぐらい勝てるだろう 【副将】ちょっと強い成人男性くらいじゃ無理そう 【大将】刃物負け vs しゃくがんのシャナたん 4勝1敗 【先鋒】犬負け 【次鋒】ラグビー部勝ち 【中堅】勝ち 【副将】強い成人男性勝ち 【大将】攻撃力でも負けてない、他の能力も勝ってるしまあ勝ち vs 和声と創意への試み 3勝2敗 【先鋒】【次鋒】勝ち 【中堅】何度も戦えば一回ぐらい勝てる 【副将】猟犬負け 【大将】猟銃負け vs なんてったってアイドル 4勝1敗 【先鋒】【次鋒】【中堅】【副将】ちょっと上回ってる、勝ち 【大将】負け vs リップルアイランド 1勝2敗2分け 【先鋒】速い分け 【次鋒】ワニ負け 【中堅】ちょっと硬すぎ。何度もやっても勝てないか。 【副将】大きさ勝ち 【大将】速い分け vs Girlfriend 3勝2敗 【先鋒】勝ち 【次鋒】やや上回り勝ち 【中堅】2回目以降は対応できるか 【副将】【大将】ゴーカート負け vs 君が望む永遠 2勝2敗1分け 【先鋒】分けぐらいか 【次鋒】ほんの少し上か 【中堅】何度も戦えば一回ぐらいは 【副将】結構強い、負け 【大将】無理、負け vs まんがで知ろう天文学 2勝3敗 【先鋒】【次鋒】勝ち 【中堅】犬とガチでやりあうのは何回もやっても厳しいか 【副将】【大将】無理 ここまでやって気がついたが、成人男性に勝てるならメンバーのうち3人が普通の成人男性の作品相手なら勝てる。 なのでこうなるか 地獄の使者たち > CLANNAD > A Language All My Own(ベティの日本公演) vol.60 778 格無しさん sage 2008/07/25(金) 15 42 15 CLANNAD再考。全員武器持ち以上なので、武器持ちの壁上に挑戦。 ○To Heart2(4勝1敗) 【先鋒】バット勝ち。 【次鋒】防御が高いので単発じゃやられない。転倒させてバット勝ち。 【中堅】剣勝ち。 【副将】車負け。 【大将】バス勝ち。 ○罪と罰(3勝1敗1分) 【先鋒】バット勝ち。 【次鋒】バット勝ち。 【中堅】どちらが有利とも言えない。分け。 【副将】銃負け。 【大将】バス勝ち。 ○ファンタ学園(3勝1敗1分) 【先鋒】バット勝ち。 【次鋒】バット勝ち。 【中堅】不可視だがやられることはない。分け。 【副将】ハサミ負け。 【大将】バス勝ち。 ×ハイパーオリンピック(2勝3敗) 【先鋒】さすがに無理。ハンマー負け。 【次鋒】ハンマー負け。 【中堅】剣の方が動作が早い。勝ち。 【副将】ハンマー負け。 【大将】バス勝ち。 ○SNOW(3勝2敗) 【先鋒】バット勝ち。 【次鋒】バット勝ち。 【中堅】薙刀の方が長い。射程負け。 【副将】剣負け。 【大将】バス勝ち。 ○雁取り爺(3勝2敗) 【先鋒】ナタ負け。 【次鋒】バットの方が長い。勝ち。 【中堅】剣勝ち。 【副将】鹿はさすがに無理。負け。 【大将】バス勝ち。 ○スーパーヒーロータイム(3勝2敗) 【先鋒】バット勝ち。 【次鋒】バットの方が長い。勝ち。 【中堅】銃負け。 【副将】金属負け。 【大将】数秒ならやられない。バス勝ち。 779 格無しさん sage 2008/07/25(金) 15 43 35 ×ARIA(2勝3敗) 【先鋒】バットの方が威力高い、防御の高さでオールではやられない。勝ち。 【次鋒】バット勝ち。 【中堅】バイクは無理。負け。 【副将】列車負け。 【大将】サイズ負け。 ○大変だ!(3勝2敗) 【先鋒】バット勝ち。 【次鋒】バット勝ち。 【中堅】剣勝ち。 【副将】サイズ負け。 【大将】サイズ負け。 ×サーカスチャーリー(1勝3敗1分) 【先鋒】バット勝ち。 【次鋒】猿は無理だが、防御が高いのでやられはしない。分け。 【中堅】ライオンは無理。負け。 【副将】馬は無理。負け。 【大将】象は無理。負け。 △明日のナージャ(2勝2敗1分) 【先鋒】サーベル負け。 【次鋒】スピードで劣るが防御が高いのでやられない。分け。 【中堅】自動車負け。 【副将】性格無視ルール適用。勝ち。 【大将】バス勝ち。 ×ももたろう(2勝3敗) 【先鋒】バット勝ち。 【次鋒】大型犬並のキジは無理。負け。 【中堅】仕留め切れない。負け。 【副将】鬼は無理。負け。 【大将】バス勝ち。 これより上は3連勝以上は望めない。 ARIA>CLANNAD>大変だ!=スーパーヒーロータイム(2006年版) 781 格無しさん sage 2008/07/25(金) 16 05 43 779ARIAは大将攻撃出来ない筈 782 格無しさん sage 2008/07/25(金) 17 18 04 781 スマン。一応動けるみたいだから踏み潰して…とか思ったが、 速度が曖昧だから、考慮外だな。 だとすると、△ARIAになって、 ARIA=CLANNAD>大変だ!=スーパーヒーロータイム(2006年版) でいいのか? 783 格無しさん sage 2008/07/25(金) 17 40 02 多分そう 考察乙乙